アクアリウムを続ける中で、割と忘れがちなのが上部フィルターや外部フィルターのメンテナンス。特に外部フィルターは普段フィルターの中が見えないため、どのくらい汚れているのかわかりません。
一般的に3カ月から6カ月などと言われたりしていますが、環境によって適切なタイミングはまちまちだと思います。
何を判断材料にしてタイミングを図ればよいのでしょう?
自分の場合、以下の点を水換えの時にチェックして判断しています。
②魚が元気がない、普段と違う行動をとっている
③水槽にコケが生えるようになってくる
①フィルターの吐出量
まずはここを見ます。
フィルターの出口側の流量ですね。
どのフィルターでも、新品をセッティングした直後と比べて、ある程度水が立ち上がった後は、既に流量は減っています。
ですので水が立ち上がった直後を基準として、流量が減っていないかをチェックします。
しばらく飼育を続けていると明らかに流量が減ってきたと感じるタイミングがあると思います。
フィルターの流量はその水槽の生命線なので、今までジャバジャバと水が出ていたのに、気づいたらちょろちょろになっていたら、迷わずフィルターの掃除をしましょう。
自分はこれに気付かず、ある日突然魚が☆になり、原因を探した結果フィルターの流量がすごく減っていたということを過去何度も経験しました。
流量が減ることでフィルターの濾過能力が低下して、急激な水質の悪化を招きます。
体感的には水が目に見えて汚れるのではなく、エサの食べかすやフンを処理しきれずに極端に酸性に傾いたり、硝酸塩の数値が急激に上がることが多いです。
わかっていればなんでもないことなので、水替えする前には必ず流量のチェックをするようにしています。
②魚が元気がない、普段と違う行動をとっている
普段よく泳ぐコが底のほうでじっとしていたり、逆に普段おとなしいコが落ち着きなく動き回っていたり。
もちろん病気の可能性もありますが、水質の変化によることも多いです。
目に見える病気の症状が無い場合は、フィルターが汚れていることで水質が変化している可能性があるので、メンテナンスしてみたらよいと思います。
ちなみに、コケ取り目的などで一緒に貝を飼っている場合、貝の行動をチェックするのもよいです。
貝は(少なくとも自分が飼ったことがある貝は)水質が悪くなると水面近くに移動することが多いです。
普段底の方にいるのに、気づいたら皆水面近くのガラスにくっついていたりしたら水質が悪くなっている可能性が高いです。結構貝は水質チェッカーとしても優秀ですよ。
③水槽にコケが生えるようになってくる
これも言ってしまえば水質の悪化によるものです。
あくまで普段はコケが生えていない水槽にコケが生えたら要注意、ということで、普段からコケの生えている水槽ではわかりませんので悪しからず。
まとめ
水槽が安定している状況では、一度タイミングを掴んだら一定周期で行ってもよいかと思います。ただ、水槽のバランスはなかなか長期間一定に保つのは難しいので、メンテナンスが必要となる兆候の捉え方をいくつか記載しました。
どの方法にも共通して言えることですが、普段の状態というものをしっかり把握しておき、変化に気づくことが大切です。
記載したやり方は自己流の考え方なので、あくまで参考程度に考えて、皆さんの環境に合わせたチェック方法を見つけてください。
フィルターのメンテナンス方法に関してもそのうち記事を書きたいと思います。
ではでは。
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